地域医療連携室にて CT、MRI、US(エコー)、MMG(マンモグラフィ)、骨密度測定の放射線課検査を受け付けております。内科、外科、脳外科、整形外科、婦人科などの各診察科での担当医師の診察は必要ないが、今後の治療方針決定などのため、CT、MRI、US、MMGにて病変の有無や性状を評価したい患者さんや骨粗鬆症の検査をしたい患者さんがいらっしゃいましたら、放射線課にご紹介下さい。高額医療機器の地域の中での共同利用の点から当院の地域医療連携室をご利用下さい。
たとえば
などです。
当院は平成24年11月より地域医療連携システム(C@RNA)を導入しています。導入希望の施設がありましたら、地域医療連携室へご連絡下さい。 各検査の後、迅速に検査結果報告書を郵送します(当日FAXにても結果報告)。画像はCD-Rにて患者さんへお渡しします(CT、MRIで地域医療連携システム利用施設にはネットワークを利用して、検査報告書、画像を送信します)。患者さんの当院への来院も検査時の1回で済みます。
ご依頼後の経過は以下のとおりです。
社会保険田川病院放射線課から
先生方におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。平素よりCTやMR検査におきまして患者様をご紹介いただき大変お世話になっております。
さて、当院ではMRを用いて海馬および海馬傍回の萎縮の程度を画像統計解析法で客観的に評価するVSRADを導入しました。
これにより、認知症症状が認められない軽度な認知機能障害の時期での早期アルツハイマー病の画像診断が可能になります。
MRIで得られた脳の容積をボクセル単位でコンピューター解析し、早期アルツハイマー型認知症に特有の海馬および海馬傍回の萎縮の程度を客観的に評価します。画像評価が困難であった早期アルツハイマー型認知症診断の支援情報を提供が可能になりました。
通常のMRIとMRA診断報告書もこれまでどおりに作成します。 前駆期を含む早期アルツハイマー型認知症において健常高齢者との比較では80%以上の識別率(正診率)となることが確認されており、 早期アルツハイマー病の診断と治療に有用と考えられます。 該当の患者さんがおられましたら、ご紹介頂けると幸いです。