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新型コロナウイルス感染拡大に伴い受診を控えていらっしゃる患者さんへ

2021年04月16日

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、「病院に行くと新型コロナウイルスに感染する」という恐怖心から病院に行くのをためらっておられる患者さんがいらっしゃるようです。確かにがんや糖尿病などの基礎疾患をお持ちの患者さんは、新型コロナウイルスに感染すると重症化のリスクが高いという報告があります。しかし、受診を先延ばしにしたり、ためらったりした結果として、がんや糖尿病などの基礎疾患が進行する可能性があります。
 
 当院では、クラスター発生~終息の経験を活かし、患者さんやご家族の協力も得ながら、考えうる最大の予防策を講じており、受診されることで感染の機会を増やすことがないよう診療を行っています。
例えば、患者さんとの接触が多いリハビリを積極的に行う回復期リハビリテーション病棟では、以下のような対策を行っています。
●  スタッフの体調・体温を毎日チェック
●  リハビリ提供を行う患者さんの体調・体温チェック
●  スタッフはアルコールを携帯し、適時手指消毒
●  リハビリ提供時には、マスク着用に加え、アイガード・手袋を着用(手袋は患者さん毎に交換)
●  使用したリハビリ器具を都度消毒
●  リハビリ室の1時間1回の換気     など
 あわせて、新型コロナ陽性者を確認した場合でも接触者の特定を速やかに、そして確実に行うことができるように、セラピストにチーム制を導入。チーム毎にリハビリを行う場所や通路を指定し、リハビリ提供もチーム担当制としています。
 
 また、当院は日本医師会が策定する「新型コロナウイルス感染症等感染防止対策実施医療機関 みんなで安心マーク」を取得しました。このマークは、患者さんが安心して医療機関に来院できるよう、日本医師会が感染防止対策を徹底している医療機関に対して発行しているものです。
 基礎疾患をお持ちの患者さんだけに限らず、お子さんの予防接種や各種検査や手術など、どうぞ安心して受診してください。